通勤雑記〜長距離移動で思うあんなことこんなこと

通勤のとき見たり聞いたり感じたりしたあれやこれやを綴っておこうかなと

脱・東京

昨日に続いて気になるニュースです。

 

news.yahoo.co.jp

 

東京駅のすぐ近くにある大手企業が本社機能を淡路島に移すというのです。

 

正直、うらやましい・・

 

長年、東京に長距離通勤していますが、最近、通勤を含めて生活や気分を一新したい気持ちに駆られることがあります。しかし、私の会社は関東ローカルな事業エリアで、転勤があっても転居を伴うほどの遠くには事務所がなく、このさきも東京への長距離通勤がつづきそうです。(こんなことを書いていると遠くの他企業に出向とかさせられそうですが・・)

 

中部地方で生まれ育った自分にとって今の会社に勤めることは想像していなかったですが、自分の志向に合っていたり縁も感じてずっと勤めてきました。ただ就職して四半世紀も経つと、そろそろリセットしたいなっていう気分にもなります。

 

小学校6年・中学校3年・高校3年・大学4年、そして会社員生活では、寮に入って初めて東京に住んだり、結婚して社宅、家を建てて転居、新しい鉄道の開通など変化があったものの早25年。。

 

東京は面白くて珍しい所やものがたくさんあって、バカでかくて奥も深いのでとても踏破できないし、まだまだ面白いところもたくさんあるのだろうと思います。しかし、これだけ長くいるとだいたい見るモノはみたしもうこんなものかなと。

 

それよりも日本には残り9割の人たちが、東京以外で生活を送っていて、それは長距離通勤・デスクワークの会社員とは全く異なるものなのだろうな、と思うのです。

 

身近なところでは、故郷で老舗和菓子屋の社長となった同級生は、自宅から階段を下りるとそこが職場です。いまのお隣さんは、車で10分ほどで通える場所への自動車通勤、お客さん回りで会社にはあまり行かない営業マンなど、職場や通勤の方法はさまざま。通勤だけではなく新しい働き方もどんどん出てきているし、そもそも仕事なんて数え切れないほどあって人生色々。かといってこの年で転職も考えられない。。

 

そんな時に会社が「本社移転しまーす。淡路島でーす」ってなれば即希望しますよ。自分なら。仕事は変わらなくても、通勤をはじめとした生活がだいぶ変わるのだろうなと。生まれてから就職するまで非・東京の自分にはハードルは低いと思うし。

 

でもどうなんでしょうね。若い人とか都会生まれの人とか。「えー、ムリムリ」って感じなんでしょうか。わが社には事業内容よりも勤務地東京、転居なしという理由で入社してくる若者が結構います。

 

このコロナ禍で、テレワークでも意外と仕事できるということが判明してきて、昨日の通勤手当の話じゃないけど、会社としても無闇にコストのかかる東京にいる必要がないことに気付いたということでしょうか。いま就職活動中の学生なんかには在京ってステータスでなくむしろ感染症の温床みたいな良くないイメージもあるのではないでしょうか。

 

淡路島側にしてみても、あたらしく仕事が生まれて都会から人が来るのを歓迎されるのでしょう。東京一極集中はこの企業が目的としている通り、危機管理の面からも危ういと思います。

 

個人的で一面的な見方かもしれませんが、世の中が変わってくる予感がします。

 

以前に小池都知事が発言していたことを思い出しました。

commuter-10ru.hatenablog.jp