通勤雑記〜長距離移動で思うあんなことこんなこと

通勤のとき見たり聞いたり感じたりしたあれやこれやを綴っておこうかなと

次、とまります。

うちから駅まで行くバスには、自分が次のバス停で降りる意思を表示するための降車ボタンがあります。(日本はたいていワンマンバスなのでついていますが。)ピンポンと押されると、バス停の近所の病院かなんかの宣伝が流れてから、それとは全く違うトーンで、

 

「次、止まります」

 

というこれです。

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このボタン、数えたことは無いけどバス1台に結構な数が付いていますよね。場所も壁、手すり、窓枠、天井、ひじ掛けと色々。そして一つ押すとピンポンと鳴ってバス中のが点灯します。…ということは…?

全部繋がっているのか!この車体見えないように電線が張り巡らされているのか!すごくない?バス作る人が大変そう!と気になります。

本当にそうなのか。「停車ボタン」と検索してみると…。え?誰が買うのか中古品がオークションで売られていたり、子供むけのおもちゃがでてきます。どうやら一定の愛好家がいるようで、中でもこの横浜の石田さんという方のコレクションはすごい!バス協会のホームページで紹介されるほど。

 

BUS STOP No.17 懐かしくなるバスの降車ボタンの数々|公益社団法人日本バス協会www.bus.or.jp

 

他にも中古品を買って配線してみている人がいて、電気配線の勉強になるのかな。バスでは押せるチャンスは限られるので、心置きなくピンポンピンポン押しまくりたいという少年の心を持った人もいるでしょう。

さて、株式会社オージさんというバスの電装品メーカーのホームページを拝見すると。

株式会社オージ | 製品案内 | 子ランプwww.kk-oji.co.jp

誤って押さない工夫が凝らされていたり、ユニバーサルデザインに配慮するなど進化していることが分かります。何事も奥が深いなと感心します。

そして、ヤフー知恵袋には私と同じように、車両に配線されているのかと質問している方がいて、配線されている旨の回答があります。やはりそうなんですね。大変そうだなあ配線。。

しかし!電池レス送信システムという商品があって、それを開発されている株式会社エコー総合企画さんによれば、バスのボタンの配線だけで300kg以上もあって、ボタンを無線にすることによって配線不要になるばかりか燃費が良くなるとのこと!

エコーの電池レス送信システムの仕組み|株式会社エコー総合企画echo5555.co.jp

電気には詳しくないですが、車体メーカーのニーズは高いのではないでしょうか。

 

おせっかいな私を「降車ボタンの配線?無線だからないですよ。ハハハ」って安心させてほしい。